2015(平成27)年10月 今月のお知らせ(抜粋)

投稿者: | 2015年10月14日

いつもご厚意をお寄せくださいまして、誠にありがとうございます。

[神尾]
○昨今のニュースなどを目や耳にするといつも、「乾いている」という印象を強く受けます。ほんの十年、二十年前と比べても、私の視野に入ってくる世の中から「芳潤さ」が確実に失われている。殺伐とした、殺風景な、ものすごくパサパサとした何かに変質しつつある。そういう風に感じるのです。これが私が歳を重ねたことによる「視力」の低下なのか、それともハリウッド映画でよく描かれる post apocalyptic な世界が私たちの心の中で現実のものとなりつつあるのか。前者であることを祈りつつ、芳潤さを一人ひとりの内側に取り戻すために私ができることを模索しているこの頃です。

さて、今月のお知らせは次の通りです。ご確認ください。

〈イベントのご案内〉

がくあんでは、お子様向け、保護者様向けともに様々なイベントを検討し、実施しております。
今後のイベントは下記のようになっております。詳細は別紙にてお伝えいたします。

10月25日(日)11月29日(日) 第三回セミナー「子どもの言葉をふやす」
※講演終了後、保護者の皆さまとのお話し会も開催
堺市西文化会館ウェスティにて 午後1時30分開場 午後2時開始 参加費500円

〈保護者面談などについて〉

保護者面談、三者面談についてはいつでも受け付けておりますので、ご相談などございましたら、お気軽にご連絡ください。
場所や時間もできるだけご希望に合わせます(神尾自宅、保護者様ご自宅、喫茶店などのお店、あるいは電話、メール等)。

また、保護者の皆様が集まる場で勉強や教育が話題になる場合には、末席にてぜひ参加させていただきたく存じます。
今後の方針を策定するために、保護者の皆さまの「教育に関する本音」を伺いたいと心から望んでいます。
また、私たちの持っている情報でお役に立つものがあれば、いくらでも提供させていただきます。
「あの集まり、今度は神尾も呼んでやろうかな」と思いつきましたら、ぜひお声がけくださいませ!

〈十分間二百字作文をリニューアルしました〉

再開室後も継続して行っております十分間二百字作文。
教室に来たら初めの十分間で二百字の原稿用紙に作文を書くというもの。
最大のポイントは「10分しか書かせない」ということです。
10分経ったら、たとえ途中でも、一文字も書けていなくても、そのまま提出。
「まだ途中じゃないか!」「何も書けてないじゃないか!」という叱責は一切ナシ。
受け取った私たちは、たとえ何も書いていなくても、その日のテーマについて「こんな風に考えてみたら?」「これについては知っているんじゃない」などと声をかけたり、コメントを書き込んだりして返却します。

今回、フォーマットと各回のテーマを全面改訂いたしました。
神尾が師と仰ぐ(故)宮川俊彦先生の『1日ひとつのことだけ日記』をベースにしております。
毎日のテーマに添えられたコメントが、先生の深い洞察、敢えて思考のフックとなるような言葉を選んで投げかける独特な指導法、声や語り口までも彷彿とさせます。
この教材を作成しながら、在りし日の先生との対話の数々を思い出し、涙がこぼれました。
あらためてご冥福を心よりお祈りいたします。

今回、教材の出典をここで明らかにした理由は、宮川先生から「まずはパクれよ、俺のをさ。そこから自分のオリジナルを作っていきゃいいんだよ」と言われ続けていたからです。
パクりつつも、私の指導実感をもとに書き換えた部分がすでにいくつかあります。
今後、何度も見直しを重ねながら、この十分間二百字作文を、書き手の内側から何かを(無理矢理ではなく)するするっと引き出し、言葉として表出・定着する契機となる「がくあんの教材」に仕上げていきたいと考えております。

しかし、本当は毎日書くのがいいのです。
テーマを読み、コメントを読んで、考え、鉛筆を持つ。絵でもいい、図でもいい、表でもいい、文字でもいい、単語でもいい、もちろん作文でもいい。何か書いてみる。
原稿用紙のフォーマットにしておりますし、教室では原稿用紙の使い方も指導に含めてはおりますが、家で書く分には無視してOK、方眼の代わりくらいに思ってもらってかまいません。

公立小学校三年生、私立小学校二年生からが適当かと思います。
毎日のテーマやコメントには少々難しい言葉や漢字も敢えて開かずに使い、仮名は振っておりません。
「どういう意味?」「なんて読むの?」というお子さまの質問を、「この辞書で調べてごらん」「一緒に調べてみようか」「それは……という意味だよ」といった親子の対話の契機としてください。
調べた言葉の意味、漢字の読みも書き込んでおきましょう。
添削は不要。何を書いても「よく書けたね!」「今日もがんばったね!」でOK。
どうしても書けない場合には、神尾まで電話させてください。電話口で一緒に考えます。

家で(も)やってみようと思われる方は神尾までお気軽にご連絡ください。30日分をお渡しします。
取り組んでみて「こういうときはどうしたらいいの?」といった疑問などがありましたら、これまたお気軽にお声がけください。

言葉をふやし、使いこなす。語彙を拡げ、深める。
これが成績アップの秘訣です。
全ての勉強は言葉を用いて行うからです(10/2511/29のセミナーでもこのテーマを扱います)。
そのためのツールがこの「十分間二百字作文」です。
ぜひご活用ください。

それでは、今後ともがくあんを、そして私たちを何卒よろしくお願い申し上げます。