2015(平成27)年11月 今月のお知らせ(抜粋)

投稿者: | 2015年11月10日

いつもご厚意をお寄せくださいまして、誠にありがとうございます。

[神尾]
○10月27日から11月9日までは読書週間です(11/3をはさんだ二週間とのこと)。
「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という壮大な決意のもとに、出版社や書店、図書館などにより昭和22年に開催されたのがその始まりだそうです。
さらにさかのぼって江戸時代、「太上は天を師とし、其の次は人を師とし、其の次は経を師とす」と『言志録』で説いたのは儒学者佐藤一斎。
大自然(天)や人物(人)からの学びに次ぐものとして、書物等(経)による学びを挙げています。
がくあん教育ラボには児童書を百冊以上取り揃えてあります。
子ども文庫(個人文庫)として地域にも開くべく、関係各所と調整を進めています。
読み継がれる書物の価値は不変です。
一生の糧となる一冊に子どもたちが出会えることを願いつつ、蔵書拡充を図りながら、子どもたちの読書習慣の形成にも力を入れていきます。

さて、今月のお知らせは次の通りです。ご確認ください。

〈イベントのご案内〉

がくあんでは、お子様向け、保護者様向けともに様々なイベントを検討し、実施しております。
今後のイベントは下記のようになっております。詳細は別紙にてお伝えいたします。

11月29日(日)第三回セミナー「子どもの言葉をふやす」※講演終了後、保護者の皆さまとのお話し会も開催
堺市西文化会館ウェスティにて 午後1時30分開場 午後2時開始 参加費500円

12月13日(日)クリスマス会(生徒たちの要望により実施します)
がくあん教育ラボ教室にて

1月17日(日)第四回セミナー「何はともあれ『読み書きそろばん』」※講演終了後、保護者の皆さまとのお話し会も開催
堺市西文化会館ウェスティにて 午後1時30分開場 午後2時開始 参加費500円

〈保護者面談などについて〉

保護者面談、三者面談についてはいつでも受け付けておりますので、ご相談などございましたら、お気軽にご連絡ください。
場所や時間もできるだけご希望に合わせます(神尾自宅、保護者様ご自宅、喫茶店などのお店、あるいは電話、メール等)。

また、保護者の皆様が集まる場で勉強や教育が話題になる場合には、末席にてぜひ参加させていただきたく存じます。
今後の方針を策定するために、保護者の皆さまの「教育に関する本音」を伺いたいと心から望んでいます。
また、私たちの持っている情報でお役に立つものがあれば、いくらでも提供させていただきます。
「あの集まり、今度は神尾も呼んでやろうかな」と思いつきましたら、ぜひお声がけくださいませ!

〈コラム ~「稽古」~〉

がくあん教育ラボ(とその前身の学習塾がくあん)において、私たちは反復・訓練・練習ということを繰り返し説いてきております。
先日ふと、類義語として「稽古」という言葉を思い出しました。
「おけいこごと」というと「習いごと」と同じような意味として使われることが多く、書道、そろばん、ピアノなどの楽器、茶道や華道、あるいは武道などを身につけることを指すものとして一般的には使われています(と私は感じています)。

しかし、漢字で書くとなぜか「古」という文字が入るのです。
なぜなのだろうと思ってまず『広辞苑(第五版)』に当たりました。
すると、「昔の物事を考え調べること。古書を読んで昔の物事を参考にし理義を明らかにすること」という意味が最初に出てきます。
習うこと、練習することはその次です。
そこで「稽」の字を『漢字源』で調べてみました。
この字の第一義は「とどまる・とどめる」、そこから転じて「かんがえる・よせあわせてかんがえる」という意味になったそうです。
稽古とは「古を稽ふ(かんがふ)」、すなわち「昔の物事(=古)を考え調べ、それらを寄せ集め、参考にして理義を明らかにすること(=稽)」という意味だということになります。
もう少し噛み砕けば、先人の経験や知恵を学び、その思想や哲学に考えを巡らすことで、私たちが今直面している問題に対する解決策やヒントを読み取ると言ってもいいでしょう。

未来から学ぶことは理屈で考えれば不可能です(人間は想像できる唯一の生物ですので、「想像上の未来」から現在を「顧みる」という方法で学ぶことはできますが)。
私たちが学ぶことは、すべからく過去のことです。
教科書にせよ本にせよ、過去の人たちの様々な経験、そこから生まれた知識や知恵を凝縮したものです。
肯定されるべき「壮大なるパクリ」だと言ってもいいかもしれません。
「まなぶ」は「まねぶ」であるとも言いますし。

過去から学び、現在を解き明かし、未来を切り拓く。
その第一段階、過去からの学びが「稽古」という言葉の本質なのかもしれません。
そんなことを考えた秋の夜長でした。

それでは、今後ともがくあんを、そして私たちを何卒よろしくお願い申し上げます。